最近、中国知的財産権新聞に掲載された「主要特許侵害紛争に関する行政裁定受理通知」によると、ファーウェイはシャオミに対する特許侵害紛争について正式に行政裁定を提出し、国家知的財産権局に受理されました。

発表によると、2023年1月17日、国家知識産権局は、「制御信号の送信方法および装置」、「キャリアアグリゲーション中のACK/NACK情報のフィードバック方法、基地局およびユーザーデバイス」、「パノラマ画像を得る方法および端末」、「画面ロック方法およびモバイル端末」に関する中国特許4件を侵害したとして申立人ファーウェイが被疑者シャオミに対して提出した案件を受理しました。特許内容の分析から、主にロックスクリーン、信号制御、写真撮影などの技術に関します。特許の内容から、1号と2号は4G/LTE技術に関し、標準必須特許SEPであるが、3号と4号は携帯電話のカメラとロック解除技術に関し、非SEP特許であることがわかります。

「双方は特許ライセンスについて積極的に交渉している」と、3月1日、シャオミグループの担当者はこの件につき発表しました。中国の知的財産保護制度は、行政や司法の調停など、多様な解決メカニズムを提供しています。 第三者の調停機構を通じて解決するのは業界の慣例です。

「シャオミとファーウェイの両社は、IPライセンスとコラボレーションがイノベーションと公共の利益の促進に寄与すると考えており、調停がライセンス締結を達成するための効果的なチャネルとみなしております。両方は積極的な交渉を続ける一方で、合意に至るまで多様な調停メカニズムを活用しようとしています。」 とシャオミは述べています。

為知塾

2023年3月2日