国家市場監督管理総局（国家独占禁止局）は6月18日、「中国における独占禁止法執行に関する年次報告書（2023年）」（以下、「報告書」）を公表した。

報告書のデータによると、独占契約と市場支配的地位の乱用について、年間を通じて27件が調査・処理され、罰金総額は21億6300万人民元に上った。この年、797件の事業者集中案件が成立し、782件が無条件で承認され、全体の98％以上を占めた。

市場独占案件の中でも、特に製薬分野の事件が目立ち、罰金総額は18億元に迫り、年間没収額の約83％を占めている。

具体的には、昨年、製薬業界における独占契約について2件が調査・処分され、罰金総額は9658.1万ドル、市場支配的地位の乱用について5件が調査・処分され、罰金総額は17億200万ドルであった。その中で、上海医薬生物化学を含む4社による市場支配的地位の乱用事件では、反独占執行当局は最高12億1900万元の高額の罰金を科した。

出所：Sohoネット

2024年6月18日