7月2日の情報によると、1年半にわたる世界的な法廷闘争の末、サムスンと中国大唐モバイルの特許紛争がついに終結した。

2023年初め、大唐モバイルはサムスンが自社の発明特許を侵害していると訴えた。この発明特許には、データ伝送や信号処理など通信分野の特定技術が含まれていた。

この訴えは、関連技術分野における大唐モバイルの研究開発成果と知的財産権の主張に基づいている。同時に、サムスンは大唐モバイルの特許が無効であるとして、米国ですぐに反訴した。サムスンは、自社製品に使われている技術は自社開発であり、大唐モバイルの特許とは異なると主張。

2024年4月、ドイツのミュンヘン地方裁判所は判決を下した。裁判の過程で、両当事者は多くの技術的証拠、専門家の証言、市場分析を提出した。裁判所は専門家チームを組織し、本件の技術的な詳細を調査・評価した。最終的に、裁判所はサムスンが大唐モバイルの標準必須特許を侵害したとの判決を下した。これらの特許は、通信規格において重要な意味を持っている。裁判所は大唐モバイルの主張を支持し、差し止め請求を認めた。

判決によると、サムスンは2021年8月21日以降にドイツで販売された特許侵害の疑いのあるスマートフォンの一部について賠償金を支払う必要があり、その正確な金額は、サムスンのドイツにおける販売台数、侵害製品のシェア、特許技術の貢献度に基づいて決定される。一方、市場に出回っている携帯電話の該当機種は、必要に応じて処分する必要がある。

しかし、判決が下されてから2ヵ月後、状況は一変した。判決が出ている間、サムスンはドイツ市場で圧力を受けている。同時に、大唐モバイルは判決に支持されたが、様々な要素を考慮し、双方は協議の末、最終的に和解合意に達し、待望の特許訴訟を終結させた。

出所：知財前線

2024年7月7日