国家知識産権局がデジタル経済中核産業の特許統計分析報告書を発表(2024年)

729日、国家知識産権局は、「デジタル経済中核産業特許統計分析報告(2024年)」を発表し、2023年の世界及び中国のデジタル経済中核産業における発明特許の付与状況、有効性及び国際比較、2016年から2023年までの発展動向の統計分析を行った。

報告書によると、2023年、中国のデジタル経済の核心産業で認可された発明特許件数は40.6万件で、前年比21.2%増加し、認可された発明特許件数の44.1%を占め、2016年から13.5ポイント増加した。2023年末までに、中国のデジタル経済の中核産業における発明特許の有効件数は195.3万件で、発明特許の有効件数の39.1%を占め、そのうち、国内発明特許は160.2万件で、国内発明特許の有効件数の39.2%を占めた。

主要特徴:

1. 世界のデジタル経済の中核産業は、イノベーションの面で非常に活発であり、中国の市場ダイナミクスとイノベーション能力は際立っている。2023年、デジタル経済の核心産業における世界の発明特許授権の前年比成長率は11.7%に達し、世界の発明特許授権の前年比成長率を2.8ポイント上回る。2016年から2023年までの期間、デジタル経済の中核産業における世界の発明特許授権の年平均成長率は7.3%に達し、同期間の世界の発明特許授権の年平均成長率(5.2%増)を2.1ポイント上回る。

2デジタル製品製造業は世界的な特許レイアウトの焦点であり、デジタル要素駆動型産業は世界的なイノベーション成長のホットスポットである。2023年末までに、世界の発明特許実施件数が前年比で最も急速に増加するのは、デジタル要素産業(24.4%増)であり、デジタル技術応用産業(23.1%増)、デジタル製品製造産業(20.7%増)がこれに続く。

3中国のデジタル経済中核産業の海外特許配置は徐々に増加し、三国特許のランキングは世界第3位まで上昇した。中国のデジタル経済中核産業における海外発明特許の取得件数は、2016年の21,000件から2023年の48,000件に増加し、順位は2016年の世界第6位から2023年の第3位に引き上げられ、デジタル経済の中核産業で「技術の海外進出」の動きが出てきた

4. より多くの企業がデジタル技術のイノベーションに参加し、外国は中国のデジタル技術の特許配置にもっと注目する。2023年、中国のデジタル経済の中核産業において発明特許を取得した企業は64千社で、前年比14千社増、前年比27.7%増となり、発明特許を取得した企業数の前年比増加率(20.4%増)を上回った

出所:国家知識産権局

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