中国情報通信技術研究院、『世界の5G標準必須特許と標準提案に関する研究報告(2024年)』を発表
2025-04-29
9月26日、中国情報通信技術研究院知的財産・イノベーション開発センターがオンライン形式で発表会を開催し、『世界の5G標準必須特許と標準提案に関する研究レポート(2024年)』を正式に発表した。中国情報通信技術研究院知的財産・イノベーション発展センター司法鑑定・特許基準研究部主任の闫坤氏は、このレポートを解読した。
本レポートでは、5G標準、市場動向、5G標準に不可欠な特許活動の現状を分析している。5G-Advanced規格の最初のバージョンは正式に凍結され、2024年が5G-Advanced商用化の最初の年となる。世界の主要通信事業者は、5G-Advancedの商用化のペースを加速させている。5G-Advancedは、新たなメディア、新たな接続性、新たな機能といった次元で、アプリケーション・シナリオとネットワーク機能を拡大する。世界的に、5Gインフラの建設規模が拡大し、世界の5G接続がモバイル接続に占める割合が増加し、5Gユーザーと端末の全体規模が急拡大し、携帯電話以外の端末とユーザーの規模も急拡大している。中国の5G基地局建設規模、5G接続規模、5Gユーザー規模はいずれも世界トップクラスである。5Gが様々な産業に与える影響力はますます大きくなっており、産業への応用や統合事例が続々と登場している。
本レポートは、ETSI特許データベースの5G標準必須宣言特許と3GPPウェブサイトの5Gプロポーザルを基本データソースとし、5G標準必須宣言状況と5Gプロポーザル状況を通じて多角的な統計分析を行い、世界の5Gイノベーション活動を示すことに主眼を置いている。2024年3月31日現在、5G標準必須特許の宣言データでは、全世界で114,000件以上の5G標準必須特許が宣言されており、全世界で72,800件以上の特許ファミリーが有効である。5Gプロポーザルのデータでは、参加主体が3GPPに提出した5Gプロポーザルの総数は400,000件を超える。
出所:中国情報通信技術研究院
2024年9月26日