最高人民法院（SPC）の業務に関する報告書によると、2023年、全国の各級法院は49万件の知的財産権案件を終結し、前年比1.8％増となった。懲罰的損害賠償が適用されたのは319件で、前年比117％増、賠償額は11.6億元で、前年比3.5倍増加した。「ネクタラミン」発明特許及び技術秘密侵害事件を審理し、侵害当事者に2億1800万元の賠償を命じる判決を基礎に、権利行使の過程で包括的な和解が成立し、侵害当事者に発明の使用許諾が与えられ、権利者は最終的に6億5800万元を賠償され、中国知的財産権事件の新記録を樹立した。さらに、「権利のフィッシング」の抑制、「ユニコーン」企業が特許紛争を一括して解決するよう指導、映画における知的財産権保護に有利な雰囲気の創出、軍事関連の知的財産権保護の強化などの成果についても言及している。

同報告書は、2024年、人民法院は知的財産権を厳格に保護し、知的財産権の変革と応用を促進し、法に基づき新たな生産力の発展に奉仕し、知的財産権などの裁判分野における刑事・民事・行政の「三位一体」の改革を深化させ、対外関連・知的財産権などの分野における専門的な裁判人材の育成と確保を強化すると指摘している。

出所：新浪財経

2024年3月9日